アイドル化していたソフトボールの世界

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第16回WBSC世界女子ソフトボール選手権大会

8月10日〜12日@ZOZOマリンスタジアムで決勝トーナメントが行われ11日の準決勝vsアメリカ戦に足を運んだ。実際に高校時代にソフトボール部だった自分が見て気づいたことがある。ソフトボールの注目の仕方が”アイドル化”しているということだ。

幅広い世代からの支持

試合会場に行くとちょうどお盆の期間ということもあったからなのか3世代で応援する姿が多く見られた。ソフトボールは競技スポーツとしては2008年の北京オリンピックに金メダルをとり一気に注目を浴びたスポーツ。

中でも上野由岐子選手が3試合300球以上の投球を見せ、「上野投手を見たい」「上野選手のように強くなりたい」という人たちが増えていった。この時点でアイドル化はスタートしていたのかもしれない。

おじいちゃん・おばあちゃん世代はエンジョイスポーツとして週末ソフトボールを楽しんでいる姿を目にする。老人でも楽しめるスポーツでもある。逆に子供達は、学校の体育の授業や部活動で行われているため選手として経験している子も多い。

このように老若男女幅広い人たちが楽しめるスポーツがソフトボールの魅力である。

そこに2008年の金メダル、上野由岐子選手、今回の世界選手権…
諸々が重なりここぞとばかりに応援しにくる家族がいたのだろう。

ユニホームを着て応援する。日本のプロ野球となんら変わりない光景だった。

出待ちする中高生


試合中、選手の名前を呼んで応援する光景はよく見られる。
しかし試合が終わった後、ほとんどの人が帰る中フェンスギリギリまで駆け寄る女子中高生がいた。

クールダウンをしている選手に対して、選手たちの名前を呼んで手を振ったり声をかけたり。それに応えてくれた時には「きゃーっ!!」と盛り上がっている。さらには出待ちをする子たちも多くいた。

選手が会場から出る瞬間を待ち、写真を撮ったり選手の名前を叫ぶ。「私〇〇です!覚えていますか!?」など叫んでいる子もいた。

自分自身が出待ちとかをしないから野球やサッカーなどのスポーツ観戦後がどうなっているのかはわからない。もしかしたら出待ちの光景は人気スポーツになればなるほど当たり前なのかもしれない。

ただ、ソフトボールも各選手のグッズ、サイン、ユニフォームを求める人。出待ちして少しでも近くで見たい関わりたいと思う人たちが増えているのだ。

ソフトボールのこれから…

今回、世界選手権という大きい大会を実際に見てソフトボールが予想以上に注目されているのだと実感。アイドル化することでさらにソフトボールの注目度が上がっていくだろう。

そして選手に憧れや夢を抱くことでソフトボールの認知度・関わる人が増えて欲しいという希望も抱いている。

2020年東京五輪。全種目の中で1番最初に行われるスポーツ。メダルへの期待とその先のソフトボールがどうなるのか。楽しみで仕方がない。

古田 優

平昌五輪に視察に行き”スポーツを身近なエンターテイメントへ “をテーマに東京五輪へ向けて活動中。

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