【子供たちの可能性を広げるサッカースクール設立へ】

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大学4年間でサッカー選手、指導者、ライターとして幅広く活動。そして現在、サッカースクール設立に向けて活動する辻本拳也さんのインタビューです。

 

サッカーに関わるために

小さい時からサッカーをやっていて、最近は社会人サッカーのチームに入っていました。サッカーをやっていたこともあって、高校時代の時から将来はサッカーに関わりたいと思っていたので、大学選びも、入学後も全ては将来に繋げるために行動をしていました。大学の4年間で主に経験したことは、サッカーの指導者と選手、ライター活動です。

初めての指導者としての経験は、北澤豪氏主宰のサッカースクールに自分から交渉して、スクールの臨時コーチをさせて頂いたときです。参加した回数は多くなかったのですが、そこで「指導者の大変さ」や「サッカーでお金を稼ぐこと」の喜びを知りました。

後に日本サッカー協会公認D級指導者ライセンスを取得してから、指導者としてさらに勉強したい思いを持ったので、アルバイトとして関わるようにしました。それがサッカースクール「FCリアル」でのメインコーチと、業界最大級の「クーバーコーチングサッカースクール」でのアシスタントコーチでの経験です。クーバー時代には、幼稚園~小学6年生までを担当して、u-10、u-12の世代のトレセンに選出される選手の指導を経験しました。

指導者として学べたことは、サッカーの本質や指導者として必要なことで、特に幼稚園児と小学生への、教えることの難しさと責任の重さです。教育は子供相手の仕事で大人の影響力は大きくて、発言1つで子供をいい方向に導けるし、逆もあります。それはつまり、恩師にもなれるし、一生恨まれるかもしれないということです。それでも、自分が指導してできないことができるようになったり、楽しそうにサッカーしていることを見たりして、子供の成長を見れることにやりがいを感じていました。

その一方で選手としては、大学2年の9月から1年4ヶ月、埼玉県社会人サッカーリーグ2部のチームに所属して、元Jリーガーやインターハイ準優勝経験のある選手とプレーしました。そこでの試合の出場機会は少なかったのですが、とても良い経験になっています。

ライターとしては、「shooty」「サッカルチャー」の2つの小さなサイトで活動をしていました。小学生年代の世界大会の国内予選、ダノンネーションズカップ2017の取材を行ったときにクーバーコーチング時代の教え子がプレーしていて、偶然会場で出会うこともありました。そして、大学では卒業論文が必須ではなく、普通の大学生がしないことをしたいという気持ちと、お会いしたサッカーライターの方に勧められたこともあり、amazonのkindleでスポーツビジネスの電子書籍を出版しました。

このような経験をして、サッカーで何がしたいのかという軸が定まりました。

 

挫折と決断

今では自身のサッカーのプレイヤー経験や指導経験から、将来サッカースクールを経営することを目指していますが、それ以前にスポーツに関わりたいと思って、動くようになったきっかけは高校時代まで遡ります。

小中とサッカーを続けていて、高校は埼玉県でベスト16を経験している学校に進みました。それまで地域のトレセンに選ばれるほどではなかったのですが、チームではレギュラーとして試合には出場していました。

ただ、高校では一度練習に参加してみるとレベルは高く、サッカーの厳しさを痛感して、自分も足を怪我してしまい入部を断念しました。それからフットサルをしながら高校生活を送っていたのですが、体も弱く体調不良が続いていたために学校は休みがちでした。そして、サッカーをしなかったことで目標を見失って、5月末には高校を辞めて、通信制に通うことにしました。

転校は、その学校がサッカー部があること、Jリーグの東京ヴェルディのスポンサーをやっていたことが理由で決断しました。結局、学校のサッカー部には入部しないで、クラブチームに半年間ほど所属していたのみです。

その後、通信制の繋がりから東京ヴェルディとのスポンサーイベントで、元サッカー日本代表北澤豪さんのサッカー教室に参加しました。そのときのコーチ陣に魅了されたのが指導者に興味を持ったきっかけです。また、東京ヴェルディでの試合運営の手伝いを数回経験して、Jリーグクラブの裏方の仕事にも興味を持って、スポーツビジネスを学べる大学へ進学したいと考えるようになりました。

 

将来はサッカースクール経営

いろいろなことを経験してきた結果、軸としてやりたいことはサッカー指導者として自分のスクールを作ることです。既存のスクールの良さはもちろんありますが、自分のやりたいように運営したいと思っています。

今のスクールの印象として、集客に苦労して、生徒に目を配れていない。もちろん経営しないといけないのですが、子供のためになっているかという点に疑問がありました。そのようなこともあって、子供に向き合って、質にこだわって提供したいと思っています。

サッカーをしていても全員がプロなるわけではありません。将来はサッカー以外のことで生活する人が大半でしょう。そのために、子供たちがサッカー以外でも博物館行ったり、キャンプをしたりと、様々なことを経験できるようにしていきたいと思っています。子供たち将来やりたいことはいくつあってもいい。サッカーだけにならずに将来の可能性を広げたいと思っています。また、子供だけでなくて保護者とも寄り添い合いながら家庭のこと、学校のこと悩みを解決できるようにして、学校に近い環境を創り上げたいです。

自分は、サッカーに関わりたいという気持ちがありました。しかし、これまでサッカーは決して上手かったわけではなくて、サッカーを取り上げると自分に何も残らない。自分にはサッカー以外何もないことが恐いと思うことがありました。大学に入るまでサッカー以外のことを疎かにしていたことに気づいて、それが選手やライター、指導者と様々なことを経験することに繋がっています。その経験から、子供たちの将来役に立てるためにサッカーでもサッカー以外の場面でも、どこにいっても活躍できるようになってほしいと思っています。

また、4年間で活動して内定を貰えた経験から、これからスポーツ業界を目指す方たちに伝えられることがあると思っています。自分の哲学は「考えて行動する」ということ。自分のなりたいものがあってこそ行動できます。それを逆算することが大事で、自分には何ができるのか。どのような強みがあって、どう活かせるのかを考えました。

スポーツ業界に入りたい人はたくさんいて、倍率は高いですが内定を取れる人はいます。その内定を取れる人たちは、自分は会社で何ができるのかを知っていて勝負をしています。自分の場合は、電子書籍の出版と言った珍しさや、積極的に行動できることが強みに持っていました。それをPRしたことが内定に繋がったと思っています。

 

考えてから行動すること。それを繰り返してまた行動して、考えて、方向性をはっきりさせて、やりたいことに近づいていく。やりたいことに対して自分は何者なのか、何ができるのかと自己分析を出来ることが必要です。皆さんにもそのように自分をよく知り、考えて行動することで内定獲得に繋げてほしいと思っています。

 

【追記】

辻本拳也さんの運営するサッカースクールが開講されました。

エボルテサッカースクール

「個別、少人数制指導のスクールで、サッカーの技術だけでなく、思考力や判断力も身に付けられるサッカースクールを目指しています。また、今後は個人参加のサッカーやフットサルの開催や、他社があまり取り組んでいないことにも新たに挑戦していく予定です。」

HPはこちら→https://www.evorte-soccer.com

 

【辻本拳也】

1995年生まれ。サッカーメディア運営会社に内定。
現在はスポーツスクールの立ち上げに関わり、サッカー、フットサルウェアのFOOTNINJAのスタッフも務める。
辻本拳也 HP:https://kenya-soccer-player-1995.amebaownd.com
FOOTNINJA:http://footninja.theshop.jp

 

インタビュー/記事執筆

【藤原】

Vektor創設/94世代/平昌五輪視察
Twitter:https://twitter.com/vektor_daihyo