【選手をサポートするスポーツライターへ】

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今回はサッカー、フットゴルフを中心に執筆を行い、スポーツライターとして活動する有本圭花さんのインタビューです。

 

スポーツライターとして

現在、ライターとして活動しています。スポーツの種類としては、主にサッカーやフットゴルフに関することを書いていて、社会人サッカーチーム、なでしこのチームやフットサルの元日本代表の選手の取材に行ってます。

フットゴルフについては、初代日本代表の6名のインタビュー企画を立てて、現在連載中です。(第三回まで掲載済)今活躍している選手はすごい方々で、カリスマ的存在。海外を知っていて経験豊富な選手です。もともとは選手をサポートしたいという動機で書き始めたので、単純に選手としての彼らを知ってほしい、伝えていきたいなと思っています。

今は選手をサポートするために記事を書いて、競技の発展にも繋がればいいと思っていますが、フットゴルフは今までにないスポーツで、普及の仕方もこれだという答えはまだわかりません。サッカーやバスケといったスポーツのように歴史があるわけではなくて、今まさに作ってる過程のスポーツだからこその面白さがあります。

また、今シーズンは私も選手としても活動するので練習をしています。取材の際に少しずつ頂いたアドバイスを参考に今はボールを蹴っています。この活動を始めることにも理由があって、実は私自身スポーツしたことがない人間なんです。

インタビューで話を聞いていて、選手の言うことは理解できるのですが、それでも本当の意味で共感できているか自信が持てないときがあります。ライターとしてもっと選手の魅力を伝える記事を書くためには、自分がプレーヤーとして経験することが1番だと思って選手の経験をするという決断になりました。

私がジャパンオープンに選手として出るのは2018年6月を予定していて、選手としてはとりあえずその1回を経験します。ジャパンオープンは3月24日からスタートしますが、私はジャパンオープンは基本的にほぼ全て現地で取材しています。今年から頻繁に記事を掲載して行く予定ですし、フットゴルフ選手インタビューや企画記事も準備しています。

個人的には、今後の日本フットゴルフ会で、冨沢和末選手と田中雄太選手に注目してほしいです。また、若手として平野靖之選手と内田健太選手。この2選手も今後期待しています!

 

スポーツとの出会い

ライターになる前は一般企業に就職していました。

以前、挫折を経験して、就職してから体調も崩して、もうこのまま治らないと思うほどだったんです。そのときにサッカーに興味を持つきっかけがありました。Jリーグのユースにいた選手に出会って、私に「サッカー面白いよ」と教えてくれました。

それで初めてプロの試合をスタジアムで観戦しました。前から2列目の良い席に座って見ていたらぽろぽろ泣いていたんです。

サッカーには人生の全てが詰まっていて、ぶつかり合い、駆け引き、綺麗さだけではないプレー、また正々堂々と勝負をするところ、プレーの一つ一つが人生に当てはまっているなと感じました。

選手を見ていて、自分に足りないものとか生きるために必要な意欲、熱意、パワーといったものがフィールド上にありました。当時は体調悪かったこともあって、生きる意欲をもらって、生きていこうって思いました。

ライターになったきっかけはサッカーに関わりたかったから自分から問い合わせて、募集は締め切られていたんですけど、そこで書けるようになりました。今では他にもSportie、フットゴルフウェブ.jpとも契約できています。

 

フットゴルフの取材は1回目がレディースコンペ体験取材で、ゴルフ場は初めてだったし、ついていくのに必死で大変でした。

フットゴルフの正式な大会での記事はコージャ今村選手と、冨澤選手の2人のインタビュー記事があります。社会人サッカーのマネージャーをしていたときに競技を知ったのが記事を書くきっかけで、フットゴルフと聞いて、最初は何だそれはって言う感じでした。

当時は記事のネタ探しをしていたので、最初はサッカー要素のある競技として興味を持ちました。それで、偶然私の知人にフットゴルフ日本代表と友人という方がいて、紹介してもらったことで正式に大会取材ができました。

取材したのは、日本初の国際大会で昨年秋に開催された軽井沢での大会です。大会最終日に行ったら、天候が最悪で、雨や雷の中、私自身が発熱もしていて、倒れそうになりながらコースをずっと歩いていました。知り合いもいなくて、フットゴルフという競技を楽しんでいたというよりも取材をやり遂げるのに必死でした。正直すごく辛かったです。

それでも、そのまま大会も終わって帰ろうとしていたら、選手の参加する懇親会に参加させてもらって、最後にいい思い出を作れました。

フットゴルフの3回目の取材のときには、天気も良くてゴルフ場もわかってきて慣れてきました。そのときは知ってる選手がいたり、自分のこともライターといて認識されたりして、選手とお話することも増えて初めてフットゴルフの現場にきて楽しめました。だから、心からフットゴルフを楽しいと感じて、もっと関わりたいなと思うようになって、ずっと記事を書くと決めたのは3回目の取材からですね。

 

書き続ける想い

有名選手が活躍して、すごく取り上げられて綺麗な部分が見えている一方で、実際にライターとしてスポーツに関わるようになって、いろいろ人がいることを知りました。

競技の普及のために活動していたり、プロを目指していたり。社会人サッカー、上を目指している選手の知られていない部分があることを知ったんです。実際、スポーツをして上を目指していてもお金がなくて生活が厳しい。フリーでやっていたり、会社員しながらの選手もいてスポーツをしている人がもっともっと暮らしやすくなって欲しい。この状況が変わればいいなという気持ちを持つようになりました。今では、そのために私はどう書いたら選手をサポートできるのだろうかと考えながら執筆しています。

今は自分の身の丈にあったことをやっていて、抱えていることを一つずつこなしています。

ただ、サッカーやフットゴルフに関わるうちに、他の競技も少しずつ興味を持ってきたので、これからは他のスポーツにも少しずつ関わりたいと思っています。

また、4月からはいせさきFMでのラジオパーソナリティの仕事も始めます。表現を学びながら、発信者として頑張っていきたいです。今、このようにスポーツに関われていて幸せに感じています。

今後もスポーツに一生関わりながら生きていきたいですね。

 

【有本圭花】

スポーツライター
ラジオパーソナリティ

インタビュー/記事執筆

【藤原】

Vektor創設/94世代/平昌五輪視察
Twitter:https://twitter.com/vektor_daihyo