「オムニキン」と叫び、世界最大のボールを使うキンボールとは?

スポーツ体験談

マイナースポーツ案内人です。これまで約100種目のスポーツを経験してきたのですが、初めて体験したスポーツがあったので、そのレポートを書いていきます。

今回体験したのは「キンボール」というスポーツです。皆さんご存知ですか?

キンボールとは?

1986年にカナダのマリオ・ドゥマースによって生み出され、2001年に国際大会も開催されるようになった、直径122センチメートル (cm) のボールを使用して主に室内で行われる球技である。(wikipediaより引用)

実際にボールを見てみると大きいんです。と言いつつも、持ってみるととても軽く、1kgくらいとのことでした。高さは小学校の低学年くらいですが、横幅も同じだけあるので、工夫してボールを持たないと前に転がってしまったり、バランスが取りずらかったです。

世にも珍しい3チームで戦うキンボールのルールとは?

4人1チームで、3チームで対抗して戦うのがこのスポーツの最大の特徴とも言えるでしょう。

「4人で協力しながら落とさないようにする」というシンプルなルールですが、もう少し深ぼっていきます。

まず、1つのチームが3人でボールを支え、1人がそのボールを手で打ちます。その際、特定の1チームを指定する必要があり、指定されたチームがボールを落とさないように守備を行います。

(もう一つのチームは何もしていなかったです)

そこで、ボールを落としてしまったら、そのチーム以外の2チームに得点が入ります。何もしていないチームにも得点が入るって何かラッキーな気もしますね笑

攻撃の時、守備の時を振り返ると、相手でもあり、味方でもありという時間が交互にやってくるというなかなか面白いスポーツだなと感じました。

「オムニキン」って叫ぶ!

1チームがヒット(攻撃)をするとき、守備者を指定すると言いましたね。そのときに「オムニキン ○○」とコールをします。(○○はチーム名)

カバディではカバディとコールするのは聞いたことがあるかもしれません、キンボールの掛け声は「オムニキン」です。

「すべての」を意味するオムニと、キンボールの語源である「キネスシス(運動感性)」の略語であるキンを組み合わせたオリジナルの言葉を使います。

こちらには「すべての人が楽しめるスポーツ」という意味が込められており、このスポーツを造られた背景が想像できますね。

3チームあることで、このように攻撃をする相手を特定するというルールが作られており、他のスポーツではなかなか見かけない光景だなと、実際に体験していて思いました。

弱い人を攻められないルールがある

先ほど、「オムニキン」のルールを話しましたが、その際にも一つのルールがあります。

それは、攻撃するチームは、守備側の2チームの中から得点で勝っているチームに攻撃をするという点です。(同点の場合はどちらでも良い)

こうすることで、常に勝っているチームは攻撃され続けますし、得点の少ないチームが常に守備をするということもなくなります。

よく考えられているルールですよね。強いチームほど攻撃が多くなり、守備の機会が少なくなることが多いと感じますが、キンボールではそこの考え方が違うのだなと学びになりますよね。

まとめ

大きいボールのインパクトはありますが、実際にやってみると頭脳を使うスポーツだなという印象がとても大きかったです。激しい動きが多いわけでもなく、誰でも楽しめるような特徴があり、コミュニケーションも捗りそうだなと思いました。

レクリエーションとして子供も大人も楽しまるので、学校や会社でもイベントで導入するのは良さそうです!

こちらでは、キンボールを含むさまざまなスポーツをまとめているので、興味を持ってもらえたら嬉しいです!

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筆者:こーすけ(マイナースポーツ案内人)

様々なスポーツを紹介する人間として、メディアに出演中。
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