こんにちは!スポーツ案内人のこーすけです。
木の棒を投げて楽しむスポーツとして、近年日本でも親しまれている「モルック」。そして、同じく北欧にルーツを持つ「クッブ」というスポーツをご存じでしょうか。
見た目は似ていますが、実際に比べると、モルックは「点数を50点ぴったりにするゲーム」、クッブは「相手の木片を攻略して最後にキングを倒す陣取りゲーム」という大きな違いがあります。
モルックは、2024年に北海道函館市で世界大会が開催され、15の国・地域から3,000人以上が参加しました。日本国内の大会や体験会も増え、競技としてもレクリエーションとしても定着が進んでいます。
この記事では、モルックとクッブの違いを、ルール・人数・コート・道具の面から初心者向けに分かりやすく比較します。
モルックとクッブの違いを一覧で比較
| 比較項目 | モルック | クッブ |
|---|---|---|
| ルーツ | フィンランド。伝統競技「キイッカ」をもとに1996年に開発 | スウェーデンで親しまれてきた屋外ゲーム |
| 主な目的 | 得点を50点ぴったりにする | 相手のクッブを倒し、最後にキングを倒す |
| 主な道具 | 投げ棒1本、1〜12番のスキットル12本 | クッブ10個、キング1個、投げ棒6本など |
| 人数 | 2人から遊べる。個人戦・チーム戦ともに可能 | 1チーム1〜6人程度で遊べる。日本の公式競技は原則6人 |
| コート | スキットルから投げる位置まで約3〜4m。進行に合わせてスキットルが広がる | 基本は5m×8mの長方形 |
| ゲームの特徴 | 点数計算、狙い分け、リスク管理 | 相手陣地の攻略、投げる順番、チーム戦術 |
一番簡単な覚え方は、「数字を倒して50点を目指すのがモルック」「相手の木片を倒してキングを狙うのがクッブ」です。
モルックとは?
モルックは、フィンランドのカレリア地方に伝わる「キイッカ(kyykkä)」をもとに、1996年に開発されたスポーツです。
1〜12の数字が書かれた12本の木製ピン「スキットル」に、投げ棒の「モルック」を下手から投げて得点を競います。年齢や体力に左右されにくく、初めてでもすぐにゲームへ参加しやすいことが魅力です。
モルックの基本ルール
- スキットルを約3〜4m先に並べ、順番にモルックを投げます。
- 1本だけ倒した場合は、倒したスキットルに書かれた数字が得点です。
- 2本以上倒した場合は、倒した本数が得点です。
- 倒れたスキットルは、飛んで止まった場所で立て直します。
- 先に50点ぴったりに到達した人またはチームが勝ちです。
- 50点を超えると、得点は25点に戻ります。
- 3回連続で1本も倒せないと失格になります。
ゲーム後半になるほどスキットルが広がるため、「高い数字を1本だけ狙う」「複数本を倒して安全に加点する」といった戦略が必要になります。
モルックは何人でできる?
旧記事では「2〜3人」と紹介していましたが、普段遊ぶ場合の人数は固定されていません。2人での個人戦はもちろん、人数を分けてチーム戦にすることもできます。
大会ごとにチーム人数や試合形式が異なるため、公式大会へ参加する場合は、それぞれの大会要項を確認してください。
こちらは筆者がモルックをプレーしている動画です。実際の距離感やスキットルの広がり方も確認してみてください。
クッブとは?
クッブは、スウェーデンで親しまれてきた屋外ゲームです。「バイキングチェス」と呼ばれることもありますが、古代バイキング時代から現在のルールで遊ばれていたと断定できるものではありません。
5m×8mのコート中央にキングを置き、両チームが自陣のベースラインに5個ずつクッブを並べます。投げ棒を下手から投げ、相手側のクッブを攻略していきます。
クッブの基本ルール
- 相手のベースライン上にある「ベースクッブ」を投げ棒で倒します。
- 倒されたクッブは相手コートへ投げ入れられ、「フィールドクッブ」として立て直されます。
- 攻撃側は、相手のベースクッブを狙う前にフィールドクッブをすべて倒します。
- 相手のフィールドクッブとベースクッブをすべて倒したら、最後に中央のキングを狙います。
- 条件を満たしてキングを倒したチームが勝ちです。
相手陣地へ投げ入れたクッブの位置によって次の攻撃難度が変わるため、単純な命中力だけでなく、配置を考える戦術も重要です。
クッブは何人でできる?
日本クッブ協会の公式競技では原則6人対6人ですが、レクリエーションでは1チーム1〜6人で遊べます。人数が少ない場合の投げ棒の本数は、採用するルールに合わせて事前に決めておくとスムーズです。
モルックとクッブはどちらがおすすめ?
短時間で気軽に始めたいならモルック
モルックは必要な道具が比較的少なく、数字を使った得点方法も分かりやすいため、少人数の公園遊び、キャンプ、家族のレクリエーションに向いています。
チームで作戦を楽しみたいならクッブ
クッブはコートを使い、倒した木片を相手陣地へ投げ返す独特の展開があります。広めの場所を確保でき、複数人で相談しながら遊びたいときにおすすめです。
共通点は、世代を超えて一緒に楽しめること
モルックとクッブはルールこそ異なりますが、どちらも木製の道具を使い、投げる力だけでなくコントロールや作戦が勝敗を左右します。
運動経験の差が大きくても同じゲームに参加しやすく、子どもから大人まで一緒に楽しめる点も共通しています。まずは遊べる場所や参加人数に合わせて、気になる方を体験してみてください。
まとめ
- モルックは、数字付きのスキットルを倒して50点ぴったりを目指すスポーツ。
- クッブは、相手のクッブを攻略し、最後に中央のキングを倒すスポーツ。
- モルックは少人数でも始めやすく、クッブは広いコートでチーム戦術を楽しみやすい。
- どちらも年齢や運動経験を問わず、一緒に楽しみやすい北欧スポーツ。
よりモルックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
初心者の方や、楽しくモルックを始めてみたい方向けに、東京都内でチームを運営しています。
社会人スポーツコミュニティ「ThriveSports」東京でニュースポーツを楽しく始めるならここ!
参考にした公式情報
- 一般社団法人 日本モルック協会「モルックについて」
- 一般社団法人 日本モルック協会「公式ルールブック」
- 一般社団法人 日本モルック協会「よくある質問」
- 日本クッブ協会「クッブのルール」
- Kubb World Championship Rules



コメント