課題は会場の確保。老若男女が一緒に楽しめるネットボールの魅力とは?

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スポーツを知ってもらうためには、まず発信の機会を増やそう! MYSPORTSと「マイナー競技認知度爆上祭」によるコラボ企画。今回は、「ネットボール」の活動をしているWLSnetball(以下WLS)の大曽根菜美さんに魅力を伺いました。

マイナー競技爆上祭コラボ企画
⑤ネットボール

ネットボールの魅力とは?

筆者は一度、試合を観戦したことがあるスポーツだが、初めて競技の名前を聞いた方も少なくないだろう。競技としては、バスケットボールの要素を持ったスポーツであるが、詳しく見ていくとルールは異なっている。

そこで、競技について、3つのポイントで教えていただいた。

「イギリス発祥で世界での競技人口は2000万人以上!」
「1チーム7人がパスだけでボールを繋ぐチームスポーツ」
「身体接触NGで老若男女が一緒に楽しめる!」

バスケに似ていると前述したが、5人制でもなく、ドリブルもできない。そこで競技の1番の魅力を教えていただいた。

「ネットボールはイギリス圏で女性を中心に発展してきた競技なのですが、現在では男性も参加できる大会が国内外ともに増えています。 チームの7人にそれぞれ異なるポシションで役割が与えられ、パスでしかボールを運ぶことが出来ないのでチームワークや戦略がとても大事になります。

攻撃、守備に特化したポジションもあるので自分の活躍できる場所を見つけて極めることができるところが1番の魅力です! またルールで身体接触が制限されていたり、ボールを持った相手から90cm離れなければならないのです。選手間の距離を確保できるので、今のご時世に合ったスポーツかと思います」

コロナ禍で先行きが見えない状況も


「WLSでは都内を中心にチームでの練習や、体験会の開催が主な活動ですがコロナ禍でなかなか思う様な活動が出来ていません。他のチームとの連携もあるので、合同で練習をしたり合宿で遠征もしています。 日本代表での活動も、ここ2年でアジア選手権が2度延期になっており、まだ先がわからない状況です」

スポーツだけでなく、企業も直面してきた課題ではあると思うが、特に普及をしていきたいスポーツにとって新たに競技に触れてもらうための体験会を実施できていないことは、もどかしい時期だったはずだ。

また、代表活動も一つのモチベーションとしている選手もいる中で、世界規模の大会が延期されるなど、既存のプレーヤーにとって困難な期間が続いていた。

子供の課外活動での普及も続けていきたい

マイナー競技認知度爆上祭の特集ということで、認知度を上げていく中での目標や、課題を尋ねてみた。

「ネットボールを1人でも多くの人に知ってほしいですし、海外でネットボールに触れた機会がある方に日本でもできる場があるということを知ってもらいたいです。 WLSの体験会では子供から大人、性別・国籍を問わず多くのかたが集まってくださいます。1度でも来て頂ければ、面白さを伝えられると思うのでそのキッカケを作りたいです」

日本で馴染みがなくても、海外で経験したことのあるスポーツもあるだろう。筆者の場合、海外に留学経験のある日本人が、日本で競技団体を立ち上げたり、チームを探して加入した例を聞いたことがある。ネットボールに限らず、日本で受け皿を広げていくこと、その活動を認知してもらうことは必要だろう。

一方で「体育館や、広い空間が必要になるので会場の確保ができないのが今1番の困り事」となっているようで、普及に向けた課題も残っている。認知されることで、会場を確保しやすくなる機会が増え、さらなる体験の機会が増えてほしいところだ。

 

「ネットボールの認知度が上がり、競技人口が増えることで競技レベルを上げて代表を強くしたいです。 もちろんそれだけでなく、ネットボールは対象に応じたルール設定もし易いので多くの方に親しんでもらえる活動をしていきたいです。

これまで行なって国際的にも注目された車椅子ネットボールの試みや子供の課外活動での普及も続けていけたらと思います。 自分達が楽しいだけで満足するのではなく、観てくださる方が面白い!・応援したい!と思うような活動が出来ればいいと思います」

ネットボールの更なる発展を、MYSPORTSとしてサポートしていきたい。

大曽根菜美
WLSnetball(社会人クラブ)所属、競技歴10年

facebook: https://www.facebook.com/wlsnetball/
instagram: @wls_netball

 

マイナー競技認知度爆上祭
『マイナー競技認知度爆上祭』とは、競技の認知度を上げたいアスリートや団体が、約1000人の来場者に向けた体験ブースで魅力を知ってもらうイベントです!
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