世界には様々なスポーツがあり、ラケットスポーツはその中でも人気な分野です。テニスや卓球、バドミントンなどが代表格と言えますが、2028年ロス五輪の競技となったスカッシュや、近年人気が急上昇中のパデルやピックルボールなども存在します。
今回は、その3つのスカッシュ、パデル、ピックルボールの違いについてスポーツ案内人が紹介していきます。
各スポーツの基本概要
パデル
1970年代に生まれ、現在は特にスペインや南米で大人気です。コートはガラス壁に囲まれ、壁に当たったボールを利用できる点が特徴です。日本でも全国にコートが増えつつあるスポーツです。
- コートサイズ 20×10メートル(テニスコートの約7割の大きさ)。
- コートの特徴 強化ガラスと金網に囲まれており、コンパクトな動きが求められる。
- ラケット 柄が短く、ガットのない板状のラケットを使用。
- ボール テニスボールに似ているが、空気圧が低く、反発力が小さいパデルボールを使用。
参考:日本パデル協会(JPA)
スカッシュ
イギリスで生まれた歴史あるスポーツで、四方壁に囲まれたコート内でボールを壁に打ち合います。2028年ロサンゼルスオリンピックの種目に採択されました。
- コートサイズ 長さ9.75メートル、幅6.4メートル(約18坪)。
- コートの特徴 四方壁に囲まれており、ボールがどこに行っても返せる範囲。
- ラケット テニスラケットをスリムにした形で、チタンや最新素材が使用される。
- ボール 中が空洞の小さなゴムボールを使用。
- 特徴 高い運動強度を持ち、短時間で多くのカロリーを消費できる。
参考:日本スカッシュ協会
ピックルボール
1960年代にアメリカで誕生し、近年拡大の勢いがあるスポーツです。バドミントンコートと似たサイズのコートで、低いネットを挟んでプレイします。
- コートサイズ バドミントンコートと同じサイズ(13.4×6.1メートル)。
- ネット テニスのネットより約5cm低い。
- ラケット 卓球ラケットに似た「パドル」を使用し、ポリプロレン素材で作られている。
- ボール 穴の空いたプラスチックボールを使用し、テニスボールとほぼ同じサイズだが、重さは半分ほど。
- 特徴 キッチンと呼ばれるノンボレーゾーンがあり、そこではボレーショットが禁止されている。
参考:ピックルボールジャパン
それぞれ競技を体験するには?
パデル、スカッシュは専用のコートが存在するため、施設を探す必要があります。
教会の公式サイトを確認したり、「お住まいのエリア+競技名」で検索してみると、近くで体験できる施設が見つかるはずです!
※最新の運営情報を確認することをお勧めします。
一方で、ピックルボールは専用のコートは必要ないため、道具が準備できれば体験可能です。また、上記のように「お住まいのエリア+競技名」で検索すると、体験会やチーム活動などが見つかるかもしれません。
本サイトについて
様々な珍しいスポーツの紹介をしています。ラケット系の他スポーツを探している場合は、こちらの記事にもまとまっています!
併せてご確認ください!
また、今回紹介したピックルボールの活動は、本サイトのパートナーである「ThriveSports」というスポーツクラブでも体験することができます!