今熱いラウンドネット!2022年にブレイクするスポーツ!

近年、「モルック」というスポーツがメディアで多く取り上げられ、全国各地で楽しむ人が増えている。令和で急激に認知も愛好者も増えたスポーツの1つだろう。そんなモルックに次いで、「次に来るスポーツは何か?」と個人的に思っている紹介したい。

100Sports Projects ラウンドネット編
ネクストブレイクスポーツ
Vol.1 2022年に流行すること間違いなし!普及のポイントは?

ラウンドネットとは?

2vs 2で円形のネットを囲み、そこにボールを打って対決するスポーツ。
3タッチ以内に返球するなど、バレーボール要素のあるスポーツですが、コートの概念がありません。

元々、僕が知ったのは「スパイクボール」という呼び方でした。アメリカではプロスポーツのアップの時にやっていると聞いたことがあります。日本ではYoutuberの「Fischer’s」さんが遊んでいたことで、一度は見たことのある若者がいそうですね!

実際に体験してみた!

お邪魔したのは、「ラウンドネット東京」さん。実は以前にも遊んだことがあったのですが、ラウンドネットを普段から練習されているところに行くのは初めてです。

どんな雰囲気か分からず緊張しつつ…東京タワーの見える広場に行ってみました!

20代の方が多く参加されている印象です。みなさんフレンドリー!

ということで、僕も混ぜていただきました!

ラウンドネットは、3回以内に相手に返すのですが、これが難しい。小さなボールをコントロールすること、上を見ているのに、打ち返すのは下の小さな的。

この辺りかな?という感覚で的に向かってボールを打ったつもりが、ずれてしまうことが何度もありました。ボールを打つスピード感があること、嫌な位置に打ち返す駆け引き、予測するポジショニング。最初は素人同士でやるとラリーが続かなくて難しいのですが、経験してレベルが上がってくるとより楽しめる競技です。

体験しながら、メンバーの方々にラウンドネットに関する魅力を聞いてみました。

印象的なものの1つは、「フィールドの広さが決まっていない」という点です。このネットを4人で囲って対戦しますが、手でボール弾いてしまえば、10cm先でも、10m先でもアウトになることはありません。

ただし、サーブのときにバウンドが、真上に伸ばした相手の手先より高いところにできないことや、ラリー中は相手と接触してはいけないことなど、様々なルールもあります。

国内&海外事情。日本代表のチャンスは?

海外の事情を聞いてみると、アメリカ筆頭にカナダ、ブラジル、パナマやドイツ、ベルギーなどアメリカ大陸やヨーロッパで流行っている模様。2020年はコロナ禍により世界大会が中止になりましたが、2022年にベルギーでの開催が予定されているようです。

そこで気になるのが、日本代表として世界大会に出場できるのかという点。

もちろん、それについてもお聞きしています!

日本には、ラウンドネット日本という組織があり、世界大会に代表選手を派遣できる資格を持っています。

国内で開催される大会にて、ポイントを集め、ランキング上位になることが条件になります。大会に出場した際に、8位以上に入賞することでポイントが付与されるそうです!

ラウンドネットの大会の様子

まずはラウンドネットに触れてみたいですよね。現在は主に、東京、埼玉、湘南、沖縄でプレーしている方々がいます。近くで参加できる方は、参加してみることをおすすめします。

もし現時点でない場合は…実際に道具を購入してみて、その地域の拠点を作るのも楽しそうですね!

今回僕が参加したラウンドネット東京では、最初は友人同士で楽しんでいたそうです。しかし、競技人口を増やそうとして、SNSやジモティなどを駆使して広めていったとお聞きしました。

体験した際の集合写真@ラウンドネット東京

なぜネクストブレイクスポーツ?

「モルックの次に来る」とお話ししましたが、理由は、2つあります。

まず1つ目に「少人数で誰でもできる」ことです。4人いれば遊べるスポーツですが、実際1vs1でもラリーを続けることができます。

チームスポーツよりもハードルが低く、少人数で様々な地域で展開していくことができるでしょう。また、ファミリー層であれば、家族全員で、身内だけでも楽しめますよね。

2つ目に、「SNSでの発信量」です。ラウンドネットは、現在普及させたい熱が高まっているように感じています。実はここ最近、SNSでの発信を頻繁に見かけるようになりました。

チームスポーツだと一部の人がSNS担当になり、発信量が少なくなりがちです。一方、一人ひとりが普及への強い想いを持っている少人数スポーツの場合は、発信が増えやすい傾向があります。新しいスポーツは、人口が少なくて発信できる人数は限られていますが、頻繁に投稿したり、参加している人がたくさんシェアすることで、その量は増えていきます。

それがメディアで取り上げられることが増えると、またさらに加速することでしょう。スタジオや小さなスペースで取り組みやすいラウンドネットは、テレビ向きのスポーツとも言えます。

スポーツの普及は一筋縄ではいかないものですが、2022年のラウンドネットが楽しみです。皆さんも是非注目してみてください!

ラウンドネット東京

日本初となるラウンドネットチームとして2018年に誕生。第2回全日本ラウンドネット大会第3位をはじめ、すべての大会で上位の成績を残している。また、ラウンドネットの普及・技術向上のために、日本代表を選考する全日本大会の開催や、週に1回体験会を企画運営するなど積極的に活動中。目指すラウンドネットは「誰よりも楽しみ、誰よりも勝ちにこだわる」。どんな状況になろうとも楽しむことで自分達のパフォーマンスを最大限発揮し勝利を得られるチームを目指している。

各種SNS
・雰囲気を知りたい
https://twitter.com/roundnet_tokyo
https://www.instagram.com/roundnet.tokyo/
https://www.facebook.com/Roundnet.Tokyo

・練習日程を知りたい
https://lin.ee/JbWQE0Q

筆者 藤原昂亮(マイナースポーツ案内人)

本メディア「MYSPORTS」の運営者。ARスポーツ「HADO」の選手としても活動し、日本ランキング17位。
これまで80競技以上のスポーツを本メディアで案内してきた。マイナースポーツ雑誌作成中!
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