【スポーツ×NFT】国内&海外事例まとめ【2023年更新】

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近年トレンドとして名前を聞く機会が増えた「NFT」。そもそもNFTとは何なのか。スポーツと絡むとどのようなサービスが生まれるのかを知ってもらうべく、今回は日本国内と海外の事例を紹介したい。

NFTとは?

NFT(non-fungible token)は、非代替性トークンのことを指す。非代替性と言うことは、「偽造することができないデジタルデータ」である。

これまでデジタルデータは複製したり、偽造したりできたが、ブロックチェーンの技術によって、偽造のできない「そのものの価値、唯一のデータであることが証明」できるようになった。

これまでも、現実の世界に存在するものの中で、唯一無二の希少価値の高いものがあった。例えば「有名スポーツ選手本人の世界に一枚のサイン入りユニフォーム」だ。そのようなものが、デジタルデータとしても、唯一のデータとして証明されるようになった。

NFTとスポーツ

NFTの誕生によって、アスリートの写真や、サイン、プレー動画だったり、ツイートやチケットなど様々なデータが、NFT化されて、ファンが個人でそのデジタルデータを所有できるようになる。

特に、好きなチームの思い出に残るシーンだったり、推し選手のデジタルカードだったり、自分だけが所有できるようになるのがスポーツ×NFTの特徴と言えそうだ。どのようなサービスが生まれてくるのか想像もつかない部分が多くあるが、これまでに発表されているものを紹介したい。

NFTのサッカーゲーム『Sorare』とは?

海外のNFT✖︎スポーツの3事例 

稼げるNFTゲーム「sorare」

ファンタジースポーツとも言われる分野での活用例。選手のデジタルカードを集め、実際に行なわれている試合結果と連動して、世界中のユーザーとスコアを競うゲーム。数枚のカードを使用し、活躍度合いによってスコア化され、上位に入賞することで報酬や特別なカードが貰える仕様となっている。

試合の参加や、カードの売買を楽しむことができ、現在はサッカーだけでなく野球(MLB)、バスケットボール(NBA)など好きなスポーツを楽しめるのも魅力的。

MLBNFTのサッカーゲーム『Sorare』の始め方!無課金でも楽しめる方法とは?

追記:実際に無料で「sorare」のサッカーのゲームを始めたが、上位にランクインできたのは数回程度だった。勝利するためには、レアなカードを複数枚準備することが必要になるだろう。しかし、無料でも十分にカードを手に入れる機会はあり、毎週の試合を楽しみながら遊ぶことができる。square

デジタルトレカ「NBA Top Shot」

アメリカのプロバスケットボール「NBA」のプレーシーンのハイライトを切り取ったデータが販売されている。集めたカードはマーケットプレイスで売買することが可能であり、レアなトレカは数千万円で取引されるほどで、盛り上がりを見せている。

HP:https://basketballking.jp/news/world/nba/20210409/315116.html

RealFevr

世界トップ級サッカープレーヤーのゴール独占NFT。ポルトガルの企業が立ち上げたサービスであり、印象に残る瞬間の動画をファンが収集できるようにする。

HP:https://www.realfevr.com

下記は中島翔哉選手のプレー動画。先にあげたNBAのサッカーバージョンと捉えて問題ないだろう。

https://www.realfevr.com/collectibles/67898

日本国内のNFT✖︎スポーツの6事例 

PLAYBACK9

2021年11月に、ディー・エヌ・エーとその傘下のプロ野球チームである横浜DeNAベイスターズが、プロ野球のトレーディングカードをデジタルで実現するサービスをリリースした。試合中の名シーンをコレクションできるサービスで、カードの上限が設定されており、希少性がある。また、カードには自分だけのシリアルナンバーがある。

実際に昨シーズンの試合の1シーンが切り取られ、480円〜販売されているのを確認した。

HP:https://playback9.jp/login

選手とファンのコミュニケーション

プロサッカー選手で、元日本代表・FC東京に所属する「森重真人」選手の2022年抱負ツイートNFTがオークション形式で販売されていた。それをFC東京サポーターが220,111円(税込)で落札。NFTを通じた選手とサポーターがコミュニケーションを行う事例となった。

詳細:http://www.fullspeed.co.jp/press/6320/

日本初のサッカークラブNFT

鎌倉インターナショナルFCが、サッカークラブとして日本初となる地域活性を目的としたNFTコンテンツ「鎌倉デジタルコレクション by 鎌倉インテル」の販売を行った。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000061950.html

今後、スポーツクラブと地域など、新たなコンテンツが生まれてきそうだ。

メルカリとパシフィックマーケティング

プロ野球のパ・リーグの6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできるサービス。セ・リーグでは、先ほど紹介したDeNAのチーム単独での取り組みが始まっているが、パリーグはリーグ全体として統括する組織があるため、このような取り組みを6球団で行うことができる。

HP:https://moments.pacificleague.com

Jリーグ✖︎イラストレーター「playersanthem」

Jリーグ公認のNFTコレクション。プレーシーンを切り抜いたNFTや、イラストレーターとコラボしたNFTが販売されていた。公式サイトではNFTの販売が終了されているが、楽天NFTで取引できることが確認できている。(2023年8月10日現在)

HP:https://jleague-playersanthem.nft.rakuten.co.jp

トレサカ

Jリーグオフィシャルライセンス許諾のサッカークラブ経営シミュレーションゲーム。1000人以上の選手が実名実写で登場。LINEと連動しているNFTのため、手軽に始めやすい。

HP:https://toresaka.com

雑誌✖︎NFT

スポーツ雑誌「Number」で実施されていた取り組み。日本ツアーに来たパリ・サンジェルマンを特集した際に、NFTの特典がついていた。

 

筆者:こーすけ(マイナースポーツ案内人)

様々なスポーツを紹介する人間として、メディアに出演中。
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