こんにちは!Xballプレイヤーのこーすけです。
スポーツをやっている人は誰しも、日本代表に憧れを持ったことはあるのではないでしょうか。国を背負って戦う姿、かっこいいですよね。日本代表に到達できるアスリートは、スポーツをしている人のなかでほんの一握り!茨の道です。
だけど、なんとしても日本代表になりたい!そんな人もいるのではないでしょうか?
ということで、今回はとあるスポーツの日本代表選手にお話を伺ってみました。
なんと、噂によると3ヶ月で日本代表まで到達したとか、、、!
筆者の僕と知り合って2年ほどになる古田優さんにインタビューをしました!
ということで、早速インタビューに入っていきましょう!
スポーツライフデザイナー
はい!古田優(ふるたゆう)26歳です。トランスジェンダーである自分がスポーツで救われた経験から「スポーツで1人でも多くの人に笑顔を」を軸に活動しています。
スポーツライフデザイナーを名乗ってるけど、主にチュックボール日本代表というアスリート活動と、スポーツビジネス面のコンサルタントかな!
日本代表ってかっこいいね!代表の肩書を持ってから何か生活変わった?
正直変わらないね。笑
それで食べているわけでもないし、有名になったわけでもないからごく普通の生活を送ってるね。笑
まあ、強いていうなら日本代表になったことがきっかけで、応援してくれる人がいることを実感したこと!気持ち的に頑張ろうとさらに思えるようになったことだね!
日本代表は誰でも目指せる?
最初は「日本代表って言えたらカッコよくない?」という軽いノリだったかな。笑
この記事を読んでる人の中には、日本代表目指したい!って人もいると思うから、そのあたりを詳しく聞きたいね!
1年間ぐらいチュックボールだけではなく色んなスポーツをやってて…人生で50種目ほどやってるんじゃないかな。とにかく手を出しまくってたら2019年チュックボール東アジア選手権に出場する日本代表に選考されました。
50種目はスルーして、、、笑 日本代表にはどれくらいで選考されたの?
2018年11月ごろにチュックボールを初めてやって、2019年3月におこなわれた全日本選手権大会に出場した際に代表選手に選考されて。なので練習するようになってから、競技歴3ヶ月で日本代表になったことになるかな。
そんな早さで!意外と日本代表って簡単に目指せるじゃん。ってみんな思いそうだよ。笑
マイナーなスポーツではあるので競技人口が少ないことで代表になれるチャンスはある。でも決して簡単とは言えないですね。上には上がいるので。
外から見ると簡単そうでも、本気でやらないとトップは目指せないよね。
自分が感じたことは、代表になってからの方が難しいということ。いくら代表になったからといっても長年やってきた選手には敵わないものが多くあるし、代表になったからこそ、レベルの差を突き付けられた。日本国内のトップレベルに追いつけ追い越せ精神で努力すること。さらにはその先の世界でも戦うために強くなると考えたら、やっぱり厳しい世界だね。
ちなみにチュックボールとは…こんな競技です!
自分が日本代表に選ばれた理由は後から聞いたんだけど、ボールの反応スピードとキャッチ力を評価されて選考に至ったらしい。チュックボールはどれだけ点を取れるかより、どれだけ守れるかに重点が置かれるので守備力が高いチームが強いからね!
2019年6月の東アジア選手権に日本代表として出場したけど、実際経験値は他の選手と比べて低かったので出た試合数は少なかったね。
その時の戦績は5戦中1勝4敗。4位という結果でした。
すごく悔しかった。自分自身の技術でもそれなりに対等に戦えると思ってたし、さらに上手な人がいる日本チームで結果が残せると思っていたから。
でもそんなことはないという現実を知って、悔しい思いと同時に世界で戦ってやるという挑戦心に火がついたね。
スポーツへの強いこだわり
ここまでスポーツにこだわるる理由って何かあるのかな?
なんでこんなにもスポーツをしているのかというと、スポーツは「人の感情を動かすもの」と同時に「人を繋げるもの」だと思っているんだよね。
特にそれを感じたの大きい経験は2つあって…
1つ目は高校生の時。トランスジェンダーに悩んでいた時に、ソフトボール部で一緒だった友人が、ありのままの自分を受け入れてくれたことで、死にかけていた自分を救ってくれたのね。スポーツで繋がった”人”が自分にとって人生を左右するほど大切な人だったんだ。
そして2つ目が20歳で1人旅した時。
英語も話せない自分が1人でラオスに訪れた時に、母国語しか話せない子ども達がサッカーして遊んでいたのね。
そこに日本語で「入れてー!」って叫んでサッカーしたの。笑
最初は戸惑ってたけど、一緒にサッカーをやればやるほど仲良くなってって…
スポーツって年齢・国籍・言語・性別関係なしに楽しむことができるし、繋がることができるんだなって実感した経験だったな。
どちらも今に繋がる経験はスポーツがきっかけだったんだね。
うん。その2つの経験があったから、スポーツで繋がり、繋がった人が自分を幸せにしてくれるんじゃないか?
そして自分がスポーツで繋がれる空間を創れば、笑顔になるひとが増えるんじゃないかって思って今の道を選んだかな。
マイナースポーツの魅力とは
スポーツへのこだわりがわかったけど、チュックボールにはハマった理由はあったのかな?
ハマった理由は2つあって、、。
1つ目は小さい子どもから、おじいちゃんおばあちゃん、そして車椅子の方まで誰でも同じフィールドで楽しむことができるということ。
身体接触や妨害禁止だから、子どもvs高齢者ということもできる競技。年齢・性別・国籍・身体的特徴など関係なく戦えるというのが魅力的だね!
知られていなけど、こういう魅力的な部分はもっと知ってほしいね!2つ目はなんだろう?
2つ目は誰もがヒーローになれるチャンスがあるということ。
チュックボールは攻撃時のシュートよりも、守備時のボールを捕る瞬間の方が盛り上がるのが特徴で。これって1人だけがスポットライトが当たりやすいスポーツにおいて、チーム全員にスポットライトが当てられるという数少ないスポーツだと思ってます。
『誰でもできて、誰もがヒーロー』そんなスポーツだからハマったと思ってる!
『誰でもできて、誰もがヒーロー』っていい言葉だね!
チュックボールに限らず、マイナースポーツの良さも教えて下さい!
数々のマイナースポーツを体験してきたけど、共通して言えることは年齢や性別関係なく誰でもやりやすいのが1番の良さじゃないかな。
不完全で自由度が高いマイナースポーツだからこそ運動が苦手な人、挑戦できなかった人など、本当の意味で誰でもスポーツすることができる・楽しめるものだと思います!
ライフスタイルにスポーツを
そんなマイナースポーツ広めていきたいですね。それでは最後に、今後、どんな活動をしたいか教えて下さい!
ライフスタイルにスポーツが当たり前にあって、笑顔の時間がいまよりも多い未来を作りたいな。
ライフスタイルにスポーツが当たり前って人はまだまだ多くはなさそうだね。
実際スポーツって全ての人が必要としているものではないじゃん?
嫌いな人もいるし、苦手な競技だってある。
でもスポーツって世界中にまだまだたくさんあって、それぞれに魅力がある。
これだけスポーツがあるならどんな人でも、必ず1つは好きになれる、面白いと思えるスポーツがあると思うんだよね。
その人に合ったスポーツを見つけて、そのスポーツで繋がった人と笑顔になれた・幸せになれたって言ってくれたら最高かな。アスリートとして、スポーツライフデザイナーとしてスポーツで人と繋がりや感動空間を創ったり、スポーツの新しい価値を提供したり…
そんなことをしていった結果『世界中にある全てのスポーツを使って1人でも多くの人を笑顔に』という夢を叶えたいと思ってる!
素晴らしい夢だね!Vektorとしても、僕個人としても応援していきます!本日はありがとうございました!
古田 優
Twitter:古田優@スポーツライフデザイナー×チュックボール
HP:http://furutayuu.com/
スポーツライフデザイナー/チュックボール日本代表/スポーツビジネスコンサルタント
あなたの描く夢のスポーツライフを共に創る”スポーツライフデザイナー”/スポーツで人と繋がり孤独から救われた経験から『スポーツで1人でも多くの人に笑顔を』を軸に活動。
管理人:こーすけ
HADO Xball、「神奈川シリウス」所属のアスリート。
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