アスリートのお悩み相談!トレーニングの意味とは?

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スポーツをやる人間として、学生・社会人になってからより成績を残すためにトレーニングを頑張ろう!という方は多いはずです。本サイトの運営者は、社会人になってからアスリート活動を始めたのですが、トレーニングの知識が全くなくて悩んでいました。特にアマチュアのスポーツ選手だと相談できる人はおらす、迷ってしまうのではないでしょうか。1人調べてみるも情報が乱立していて、何が自分にあっているのかわからない。そこで相談したのが1人のトレーナー。今回は現在私のパーソナルトレーナーに、自分と同じ悩みを持った方向けに記事を執筆してもらいます。

 

<トレーナー>
秤谷名鷹(はかりやなだか)1996年7月6日生まれ。
大学生時代からトレーナー活動を開始。チーム指導や一般の方へのパーソナルトレーニングまで幅広く活動を行う。2021年4月から早稲田大学大学院スポーツ科学研究科にてトレーニングの研究をしている。

<アスリート>
藤原昂亮(こーすけ)HADOプレーヤー。

 

みなさんは競技以外に時間をとってトレーニングを実施していますか?

やっている人の中でトレーニング指導者に指導してもらっている人はどれくらいいますか?

トレーニングをする意味

さて、トレーニングにどう取り組んでいるかみなさんに聞きましたが、そもそもトレーニングはなぜするのでしょうか?

トレーナー・秤谷 

パワーをつけるため、当たり負けしない体を手に入れるため、速く走るため、などなど人によってトレーニングをする目的はかなり変わってくるかと思います。

トレーニングが必要ないと思う人もいるかもしれません。イチロー選手が過去にウエイトは体が重くなるからやらないと発言し物議を醸していましたが、そのほかにもトレーニングをしていないアスリートは山ほどいることでしょう。

そんな中、なぜトレーニングをする必要があるのでしょうか。

ここでは大きく分けて2点お伝えしたいと思います。

①パフォーマンス向上

まず、多くのアスリートがトレーニングをする一番の目的はパフォーマンス向上ではないでしょうか。トレーニングをしてパワーや瞬発力などの身体能力を向上させることで、競技パフォーマンス向上を狙います。選手がトレーニングに最も期待したい部分でしょう。

②怪我予防

もう一つは、ケガの予防です。

こちらは当人にはあまり実感がないかもしれません。ケガはケガをするまではリスクなど分からないからです。しかし、トレーニングの効果としてケガを予防できることは過去の研究から明らかにされています。実は、トレーニング指導者がトレーニングで重要視するのもこちらです。

 

説明、ありがとうございます!

アスリート・こーすけ ここを考えないと、ただ無闇に時間だけが過ぎてしまいそう。実際、トレーニングってどこから考え始めればいいのかな?と思ったので、思考の整理をすると良さそうですね。

具体的に、まずはトレーニングの必要性をもっと知ってみよう!

 

トレーニングをする2つの理由・解説

以下、両点について詳しく解説していきます。

トレーナー・秤谷 

①パフォーマンス向上

先ほどイチロー選手の例を取り上げましたが、トレーニングをしなくても勝てている、すなわちいい成績を残している選手はたくさんいます。逆に、トレーニングをしたことによって成績が急に好転する選手もいます。そうです、つまりトレーニングが競技パフォーマンスに及ぼす影響は一概にプラスかマイナスかとは言い切ることはできません。

例えば、トレーニングを継続することによってスクワットの挙上重量が上がったとしても、それは競技とは全く別の動きを鍛えているので、競技パフォーマンスが向上しないということがあります(重量を持つことがそのまま競技成績になるパワーリフティングなどは別)。もっといえば、筋肉や筋力がついたことで、体の動かし方や出力が変化したことに適応できないとパフォーマンスが低下することさえあります。

逆に、筋力が向上することによってジャンプやスプリント能力が向上し、その結果競技パフォーマンスが向上する可能性は十分にあります。

結局どっちやねんという声が飛んできそうですが、要は自分に今必要なことは何か見極めることが大切だということです。

自分の強み弱みは何か、それを踏まえて勝つために今何が足りないのか、何をしたほうがいいのか、選手のみなさん自身で考えてみてください。

我々トレーニング指導者や監督などは他人です。本人のことは本人が一番理解していなければなりません。自分の動作を事細かに分析しろと言っているのではありませんが、理解しようとする努力は必要です(その過程で指導者に相談するのは全然ありです)。

そうすると、もっと競技スキルを磨いたほうがいいのか、基礎体力を向上させたほうがいいのか、はたまた休息したほうがいいのか、優先順位が見えてくるはずです。 

②怪我予防

トレーニング指導者のくせに、これまででトレーニングすることを全然推していない風になっていますが、二番目の観点でトレーニングをすることは強くお勧めします。

スポーツ選手にとって一番辛いのはケガによる離脱です。ケガをしてしまったら休むこと以外できません。スポーツをしている以上ケガはつきものです。対人の競技では避けられないケガもたくさんあります。

しかし、筋力やモビリティ、安全な動作を知っていれば避けられたはずのケガはどうでしょうか。何もないところでの捻挫、ジャンプからの着地、スプリントでの肉離れ、などなど。避けられるものならば避けたいですね。

では、競技練習をしているだけでその競技の負荷に耐えるのに必要な筋力や柔軟性を身につけることはできるでしょうか。競技中に安全な動作を意識できるでしょうか。答えはNOです(競技で鍛えられていたらケガする人はもっと少ないはずです)。

競技練習では鍛えることができないことをするのがトレーニングです。なので、ある動作が競技に似ているからと言って、トレーニングとしてその動作に負荷をかけるのはナンセンスです。

鍛えたい部位はどこか、その部位を効果的に鍛えられる方法は何か、その方法は安全か、負荷はどれくらいか、などなど考えてトレーニングを選択する必要があります。

そうして、トレーニングを継続することによって身体機能が向上して、競技の負荷に耐えうる体を作っていきます。

競技の負荷に耐えることができ、ケガをしなければその分競技練習がたくさんできます。たとえトレーニングが競技パフォーマンスに直結しないとしても、トレーニングをするメリットはあると言えるのではないでしょうか。

 

確かに、昨シーズンは怪我なく戦うことができました!

アスリート・こーすけ 

正直、社会人になってから十分な運動はしていなくて、、。HADOは細い動きも多く筋肉のトラブルや膝、腰に負担がきたり、足首を挫いたり周りでも怪我の影響で大会に出れない人もいました。

しかし、実際にトレーニングすることで怪我なくシーズンを終えることができ、競技の練習も十分に積むことができたので、結果的にパフォーマンスがUPしたと実感できました。

(その後、充分にトレーニングできる時間が取れずに小さなケガをしてしまいました)

Photo by Sam Moqadam on Unsplash

どうトレーニング計画を立てて実行するか?

トレーナー・秤谷 しかし、そこまで選手自身が考えるのは相当難しいので、我々指導者が存在します。

まずは皆さんで、自分自身が優先すべきことを考えてみてください。

その上で、私はトレーニング指導者なので、トレーニングに関することであれば力になれるはずです。

 

アスリート・こーすけ 競技のことは競技のことで集中したいと思っていたので、自分のトレーニングに関しては、トレーナーに任せていました、(もちろん勉強することも大事ですが!)

使える時間も限られているので、しっかりと学んでいるトレーナーに見てもらうことで効率よくできたと思います。(見てもらって勉強になりました)

自分で考えて、実践してもわからないことばかりだったので、本当に助かりました!

 

オファー

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