フロアボール日本代表として15年、世界選手権への意気込み

2019年12月、スイスで開催されるフロアボール女子世界選手権に日本代表チームが出場します。

そこで、今回は代表メンバーである髙橋由衣選手に日本代表に関することや大会への意気込みを語っていただきました!

 

最初に髙橋選手のフロアボールの経歴をまとめました!

6歳の時に通っていた児童館でフロアボールの簡易版であるミニホッケーに出会います。あまりの楽しさにすぐにハマってしまい、小学生の頃はほぼ毎日児童館に通ってミニホッケーをしていたそうです。

中学1年からは神奈川フロアボールクラブという地域の社会人チームに入り、正規のフロアボールを始めます。その後、高校1年生の15歳の時に初めて日本代表に選出され、その後現在まで約15年間日本代表選手として様々な国際大会に出場しています。

その後、2011年、大学卒業後に単身でフロアボール大国であるスウェーデンに挑戦し、スウェーデン2部リーグで3シーズンプレーしました。

しかし、2015年2月に行われた、世界選手権アジア・オセアニア予選で左ひざ前十字靭帯を断裂しました。大怪我をしてしまいますが、日本に帰国し手術し、リハビリを行い同年12月の世界選手権に出場します。

その際に、スウェーデン人コーチがプレーを見てくれていたため、再度スウェーデンリーグ挑戦が決まりました。

2016年8月から、ストックホルムより600㎞ほど北にある、ウメオという街のIBK Dalenというクラブに所属しています。現在は、2019年にクラブと3年契約を交わし、スウェーデン2部リーグでプレーしながら、世界最強リーグであるスウェーデン1部リーグへの昇格を目指しています!

日本代表の歴史

これまでの日本代表についてお話を伺いました!

髙橋 2015、2017年のアジア・オセアニア予選では優勝しており、今年の2019年大会では3連覇がかかっていました。

決勝では延長サドンデスでオーストラリアに負けてしまい3連覇を逃してしまいましたが、アジア・オセアニアでは強さを示しています。

しかしフロアボールの本場はヨーロッパ、特にスウェーデンやフィンランドが強いです。世界選手権でも毎回ヨーロッパ勢が上位を占め、アジア勢は下位に落ち込んでいます。前回の世界選手権では16チーム中14位と、現行のシステムになってからは最高順位を収めることができました。

フロアボール日本代表

今回の日本代表について教えていただきました!

髙橋 今回のチームは、国際舞台を何度も経験しているベテランと、高校生・大学生といった若手がバランスよくいるチームだと思います。高校生は4人いますが、どの選手も前回の世界選手権を経験しているのでチームにとってはかなりのプラスです。

ベテラン勢は、2015年大会で一度代表を退いた久保選手が今大会復帰し、またキャプテンを務める後藤由衣選手も今大会で5大会連続の出場となるので、経験がある選手が多くすごく心強いなと思います。

今回の世界選手権では日本よりレベルの高いヨーロッパ勢と予選で3試合します。なので日本は体を張った守りから速攻につなげるという形をずっと練習してきました。ディフェンスからの速い速攻に注目してください。

世界選手権の目標

今大会の目標を語ってもらいました!

髙橋 チームとしては前回大会の14位という順位を上回る、13位を目標にしています。これを達成するには最低でも一度は格上のヨーロッパ勢に勝たなければいけません。予選リーグには、デンマーク、エストニア、ノルウェーとヨーロッパ勢しかおらずなかなか大変ですが、達成できるようにチームみんなで頑張ります。

個人としては、何よりもゴールを決めてチームに貢献したいです。私は華麗なテクニックで敵を抜いたり、相手を翻弄するパスで味方にアシストしたりできる選手ではありません。私の強みはゴールを決めることです。ゴール前で体を張ってボールを押し込んだり、自分が得意としているコースに強いシュートを決めることでチームを盛り上げたいです。

今回はアシスタントコーチを兼任しているので、コート外では戦術面や体のケアなど、自分がこれまで選手として経験してきて培ってきたことをチームに伝えられたらと思います。

最後にフロアボールの現状と今後のことをお話していただきました。

髙橋 フロアボール日本代表は、世界選手権やその他海外の大会に出る際にかかる費用をほとんど全額自己負担しています。これは私が日本代表に初めて選出された15年前からほとんど同じ状況です。

このような状況を良くするためには、大きな舞台で結果を残し、一人でも多くの方に応援してもらえるチームにするのが私たち選手ができることだと思っています。

ヨーロッパに比べると、練習環境や競技レベル、コーチングスキルなどがどうしても劣ってしまいますが、自分たちができる範囲で最大の努力をしているので、ぜひ試合を見ていただき応援していただけたら嬉しいです。

【髙橋由衣】

1989年1月15日生まれ、神奈川県川崎市出身。
世界選手権は今大会で8大会連続出場。国際マッチ60試合出場、62ポイント。
2016年8月からIBK Dalenに所属。
フロアボール以外の時間は、大学や大学院で取得した教員免許を生かし(小学校、中学体育、高校体育、日本語の4つの免許を取得)ウメオ市の日本語母語教師として働いている。

こちらに大会についてもまとめてあります!合わせてご覧ください!

日本代表も出場!フロアボール女子世界選手権2019を徹底解説!

管理人:こーすけ
Vektorではマイナースポーツ・ベンチャースポーツを応援しています!