ゴミ拾いがスポーツに!「スポGOMI」大会に参加。ルールやゴミ拾いのコツは?

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「ゴミ拾いがスポーツに?」
世界約20ヵ国、全国47都道府県で行われている「スポGOMI ワールドカップ 2023」の予選大会。今回、マイナースポーツ案内人は、Sports worldが運営する「杉並エンジョイモルック」の一員として東京ステージの地方予選に参加してきました。

 

スポGOMIとは?

「スポーツ×ゴミ拾い」から名付けられた「スポGOMI」。
数人でチームを組んで、決められたエリアの中で制限時間内でごみを拾います。その「ゴミの量や種類」によってポイントが与えられ、その合計点をチーム同士で競い合うスポーツです。

「スポGOMI」東京ステージで拾われたゴミの一部

スポGOMIのルール

ポイントの分類は?

燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン・カン、ペットボトル、タバコなどに分類されます。それぞれ拾ってきた重さによって、得点が加算されます。

減点される項目も

制限時間から遅刻した場合、ゴミの分別ができていない場合などが減点対象でした。

移動は歩きのみ

自転車、電車、バスなどはNG。そして走ってもダメです。そして、安全を考慮したエリア内でゴミ拾いすることが大切です。

今回参加した東京ステージは、お台場エリアが対象でした。1時間の制限時間内に、マップ内の決められたエリアでゴミ拾いを行いました。

※公式サイトもご確認ください。
スポGOMI公式サイト

高得点のコツ・ポイントは?

総合的な重さ(量)が全てではありません。そもそも大きすぎるゴミは持ち帰ることができません。

今回の参加してみた感想としては、「タバコ」や、「ペットボトル」「ビン」「カン」を多く拾うことができると、効率的にポイントを重ねることができそうでした。高得点を取れたチームは、このゴミが多く捨てられていた(溜まっていた)場所を見つけられたのかもしれません。

これらはポイ捨てされやすく、川から流れてきたり、風に飛ばされてきたりしたモノも含まれているでしょう。見える範囲に落ちているわけではなく、草木に隠れていたり、地面に埋まっているケースもありました。

自分が見えている範囲だけでなく、隠れていながらもごみが溜まりやすい場所、拾われていなさそうな場所などを探すことで、同じ場所でも多くのごみが隠れている可能性があります。

また、参加したチームの数は今大会50チーム以上がいました。大会によって規模が違いますが、他のチームが拾った場所と被らないこともポイントになりそうです。

「ゴミが多そう」と思った場所に人が集まる可能性も考えられますが、意外と身近なところにも多く捨てられている可能性もあります。

スポGOMIの楽しさ

どれほどの運動になるかと思っていましたが、夏ということもあって汗をかいていました。歩く、ゴミを探す、拾うためにしゃがむ。単純な動作なので疲れることはなく、程よい運動だと思いました。

チーム戦なのでコミュニケーションが生まれることや、他チームと競いながら参加していること。社会に貢献できる活動をすること。さまざまな楽しさを見つけることができます。

そして、このスポーツは勝つことが大事ではないと思いました。もちろんスポーツの大会のため、上の順位を取れたら嬉しいです。

しかし、効率よく高得点になることを考えるのではなく、本質はゴミを拾うこと。きれいにすること。目の前の小さな、わずかなゴミをそのままにしてはいけません。ゴミがないと思っていた場所でも、探してみると意外と落ちているものです。

このイベントに参加することが、地球環境を考え、学ぶ機会になりました。

まとめ

「ゴミ」や「地球の環境」に対する日々の意識を変えるキッカケは少ないと思います。そんななか、今大会のように「イベント化」「競技化」することで、参加したくなる仕組みが作られると感じました。

また、競い合うことで、少しでも多くゴミを拾おうと思える点も「スポGOMI」としての魅力だと思います。この日の参加数は50チームを超えていましたが、合計100kg以上のゴミを拾ったと発表されていました。

1時間と短い時間ながらこれだけ多くのゴミを拾える(それだけ多く捨てられている)のだと気付かされます。今回の体験を通して「スポGOMI」の楽しさを伝えることで、次の参加者が増えること、多くのゴミを拾うことに繋がると嬉しいです。

今回参加したチーム情報

Twitter:杉並エンジョイモルック(スギモル)【JMA公認団体】
Twitter:Sports world

 

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筆者:こーすけ(マイナースポーツ案内人)

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